達磨山と金冠山 雪山登山 雪化粧した伊豆山稜歩道は富士山と海の大絶景

達磨山と金冠山 雪山登山 雪化粧した伊豆山稜歩道は富士山と海の大絶景

どこもかしこも雪不足と聞いて布団から出れないでいる山好きの皆さま、こにゃにゃちわ。

「どうせ雪不足なんだし海と笹原の絶景を楽しもうぜ!」と、伊豆山稜歩道を歩いてきました。

達磨山(だるまやま)からは沼津の海を、金冠山(きんかんざん)からは富士の眺めが堪能できるとあって意気揚々と乗り込んだ伊豆はまさかの大雪。。

緑の笹原は雪原に姿を変え、吹きつける海風は鼻水をつららにさせ、整備された遊歩道は膝下ラッセル。

まさかこんな事になるなんて!チェーンアイゼンすら持ってこなかったよ!

と、気まぐれな伊豆の天気に意表をつかれたけど、真っ白に雪化粧した伊豆を歩けるなんてこんな珍しい機会なかなか無い!と楽しんで来ました。

 

達磨山は標高982mで沼津市と伊豆市の境にある山です。金冠山は816mで遮る物のない富士山の眺めが楽しめる山です。

以前から冬になったら歩こうと決めていた今回のルート。

達磨山レストハウスから歩き始めて、気分次第で船原峠で終わりにするか仁科峠で終わりにするか、最後の天城トンネルがある天城峠まで行っちゃうか、歩きながら決めるつもりだったけど、ブーツの中が軽く濡れてしまい、結局船原峠で下山して大曲茶屋からバスで帰ることにしました。結果的に伊豆山稜歩道の最も美味しいところだけを歩く最短コースで大満足に終える事ができました!

しかし大曲茶屋でバスの到着時間とタイミングがズレてしまい、もう一つ先のバス停まで歩き、更にもう一つ先までと歩き…と3停留所分歩き続けた結果、総歩行距離は16キロ。まったく何やってんだかね。。

 

伊豆の本来温暖な気候は、桶屋が儲かる極寒の大地へと変えてしまったけど、雪山ならではの息を呑む絶景の連続で、最高の山旅となりました。乞うご期待!

いざっ

 

ルートとコースタイム

■2020年1月19日 ※カッコ内は標準コースタイム

達磨山レストハウス⇒(40分)⇒金冠山⇒(15分)⇒戸田峠⇒(50分)⇒達磨山⇒(50分)⇒伽藍山⇒(60分)⇒舩原峠⇒(45分)⇒大曲茶屋バス停

標準コースタイム:4時間20分(休憩含まず)

総距離 16.2キロ(大曲茶屋BSまでなら約12キロ)
累積標高上り 782m

 

伊豆山稜歩道 金冠山~達磨山登山 本編

修善寺駅から達磨山レストハウスへ

本日の起点はここ、修善寺駅。

駅の周辺にコインパーキングがいくつかあって、早朝に24時間最大500円の所を見つけて車を止め、始発のバスで戸田峠方面へ行き、帰りは再びここに戻ってくるというパターン。

 

始発のバスまでの持て余した時間を修善寺駅に停車中のイタ電の撮影に充てる。

そんな撮影会は瞬間風速で飽きたから、駅構内のセブンイレブンをぶらついてると、コンビニでICカードのチャージが出来ることを知り、すかさず3千円投入。

ふぅー。これで東海バスの支払いもバッチリだぜ。

 

3番乗り場の戸田行きに乗って達磨山レストハウスへ向かいます。始発は7:38。

ちなみに戸田は「へだ」と読みます。

 

やって来たバスがチェーンを装着してたので、他人の命を預かってるからなのかずいぶん慎重だなーと感心しながら乗りこむ。

この時はまさか雪山になってるとは露とも知らなかった訳よ。。

 

 

おーまいがっ!さっき折角チャージしたのにICカード使えないのか!

ちなみに乗車率は低いです。悠々座れました。

 

 

そして、、

ひー!!

峠を登り始めるとバスの車窓からは豪雪地帯かと見間違う景色。

シンジラレヘン景色やで、これしかし。

積雪1メートルはあるのではないか?

 

バスの運転手がとても親切な方で

「今日登るの?えぇー!ほんと、気をつけてね。景色はいいだろうけど。。」

と気遣ってくれました。

東海バスが好きなりました。あたしゃ単純な男だよ。

 

達磨山レストハウスです。伊豆では珍しい雪景色に興奮して遊ぶ子供とお父さんがいました。

そりゃそうだよな。。

ここでトイレを済ませて出発です。

達磨山レストハウスからもふもふの雪山へ

こちらが登山口。

もふもふ。

 

全くもって予想だにしてない雪山登山になってしまい、チェーンアイゼンすら持ってこなかった!

と言うか、もふもふだからアイゼンよりむしろワカンの方が必要な感じ。

 

こんなに晴れた空の下、雪が積もった樹林帯を歩けるなんてラッキーだな。

 

先行者は一人いるみたいだけど、足跡が小さいから女性の物と思われる。

足のサイズも歩幅も合わず、トレース泥棒したくてもできない。

 

達磨山方面には怪しい雲がかかりそうだけど、こっちにはまだ遠いから金冠山から富士山を眺める時には支障なさそう。

 

木に積もった雪も日差しが強まると、あっという間にぼたぼた落ちてしまうから、こんな風に観賞できるのは朝のうちだけ。

 

ところどころ膝下ラッセル。

それでも久しぶりの降雪直後の雪を楽しめてるから苦にならない。

 

くどいけど、伊豆でこれだけ積もるなんてね。

笹原の爽快なハイキング、ところどころトレランぽく走っても気持ち良いだろうな〜ぐらいのつもりで伊豆山稜歩道にやって来たから、この雪原は良い意味で裏切られその意外性がすごく良い。女性がサプライズに弱いって奴が少し分かった気がした。

 

なかなか経験できない伊豆のもふもふパウダー。

先行者のトレースが所々消えてるのは雪が軽くて風で簡単に消されてしまうから。

朝のうちは気温が低いから雪質はまだ良い。

 

まずは達磨山ではなく金冠山を目指す。

達磨山レストハウスから金冠山まではたったの1.8キロしかないんだけど、載せる写真の枚数があたかも5キロぐらいありそうな尺の取り方になってるな。。

雪でペースが上がらないから(写真撮りすぎ)、かなりの鈍足ペース。

この時点で船原峠で登山を終え、大曲茶屋バス停から修善寺駅に戻ってくるショートコースにする事が決定。

 

金冠山が見えてきた。

山頂のアンテナが目印。

 

金冠山までは残り0.6キロ。

 

鹿がいたけどカメラをかまえるとすぐに逃げてしまった。

伊豆は鹿が多いみたいで天城山でも見かけたし、わりとすぐ近くが鹿だらけの丹沢山塊だしね。

 

青空がある内に富士山が見えるといいなと思って超鈍足ペースから普通各駅停車ペースにギアチェンジ。

 

日差しがますます強くなってきた。

この樹氷の景色、午前中までが限度かもしれない。

 

まだ絶景に当たった興奮が消えやらぬのに、どこかふうっと静かな気分にさせられるのが雪山の良いところだと思う。

興奮や疲労とか日頃のストレスとか上司の無茶振りやら同僚の無責任さとか、とかとか。そんなんが吹き払われ浄化されていく様だな。

どんだけ普段から自分が汚れてるのか恐ろしい。

ただ、そんな自分も周りに許されながら仕事してるんだから持ちつ持たれつなんだけどね。

 

涼しい景色とは違い、だんだん蒸し暑くなってきた。

 

明るい日の光と青々とした空と雪化粧した金冠山。なんちゅう贅沢。

 

青い海。ふうっと浮き上がる様な浮き立つ気分にさせられる。この景色を少しでも心にとどめておきたいけど、年々忘れっぽさが加速してて恨めしい。

 

ホイップクリーム。

 

金冠山の山頂まで0.3キロ。

 

明るい雪の坂道を登っていく。ちなみにこの日は夏用ズボンです。中にタイツは履いてきたけど、タイツはぎりぎりまで悩んだ。履いてきてほんと良かったよ。

 

目印のアンテナは目の前。ここまでずっと金冠山に隠れて見えなかった富士山ともうすぐご対面。

金冠山からは富士山と駿河湾の絶景

金冠山山頂に到着。標高は816m。

 

金冠山からは狙い通りの富士山と沼津の海!

完璧な晴れでドンダケー!な大景色に嬉ション爆発。

これを見れたらねぇ。。もう満足できたから達磨山登らなくていいんじゃね?

 

富士山ズーム!

昨夜降ったところが薄っすら白くなってて元々冠雪してた所との違いが良く分かる。

 

富士山からさらに左へ視線をずらすと、遠くに雲のように見えるのは実は南アルプスの峰々。

南アルプス南部のエリアって東京からだと遠くてなかなか登りに行けないってのがよく分かる距離だな。

 

戸田峠から達磨山へ

達磨山の山肌を冷気がうっすら流れていく。雪山はやはり神秘的だなぁ〜と足を止めて写真ばかり撮ってしまう。

空気がぴんと張りつめた、新潟かどこか豪雪地で迎える朝の景色の様です。ここが伊豆だなんてとても信じらんない。

 

金冠山から達磨山へ移動するため、まずは戸田峠へ移動。

戸田峠へと続くルートから踏み跡が一気に増えるのは戸田峠から登山する人が多いため。

 

戸田峠に到着。こっちの林道は積雪により通行止め。

 

今日みたいな日はむしろ戸田峠から登った方が良かったのかもしれないな。

 

という訳でここから達磨山への登山スタート。達磨山へも既に何人か歩いてる形跡アリ。

残念な様な少しホッとした様な。

 

ほぼ無風の中、雪のサンゴ礁の様な枝をストックでつんつんして雪を落としたりして楽しみながら進む。

 

身をかがめてもザックが枝に当たり、落ちてきた雪が背中に入って強烈な冷たさに何度もぎゃっ!となる。もはや恐怖でしかない。

 

樹林を抜けた先に明るい世界が待ってそう!

 

パァーっと開けるた。そして気付けばトレースは1人だけで、他は全て鹿とウサギのアニマルトレース。

他の人はどこへ行ったんだろ。

 

眼下に見えるのは戸田港。だいぶ前、自分が学生の頃に親と一緒に来たことがある土肥温泉のすぐ隣の漁港で、当時のことを思い出してしまう。

まさか今こうやって雪が積もった山の上から見下ろしてるとはね。

 

さっ、達磨山の山頂はもう少し。

 

振り返る富士山と金冠山。

伊豆山稜歩道が緑の笹原なんていう思い込みや既成概念の呪縛は当ブログが払拭する!

 

呪縛から解き放つべく、ヒーヒーという呪文を説きながら上り坂を上がっていく。

 

達磨山だとばかり思っていたピークは小達磨山という、夏用ズボンでやって来た哀れな自分を小馬鹿にしたかの様なピーク。

下調べ不足。まさかこんなピークがあったとは…

 

上り坂で息が上がったとは言えまだまだ疲れた訳ではないんでね、小達磨山からの下り斜面ではこの先の達磨山で登り返す事が分かっててもまだまだ余裕。

雪がカチカチに踏み固められてアイスになってないから下りでもチェーンアイゼンは無くて困らなかった。

 

景色が開けてくると、やっと姿を見せた達磨山。

言われてみるとダルマみたいに2段になってるっぽく見える。それが由来になったのか、山頂にダルマでも飾ってあるからなのか、この目で確かめてやるぜ。

 

雪が多いところはこんな感じでツボってるのねん。

 

小達磨山を振り返る。あんな小ピークでヒーヒー言ってたのか。。やばいよ俺。

 

達磨山に向けて一旦道路を歩きます。

ブラックアイスバーンではなく、ただびちゃびちゃになっただけの路面。東京近郊の山で雪が降るとお昼には決まってこうなるんだよね。。

ちなみに西伊豆スカイラインという爽快なドライブコースとあって意外と車が走ってるから歩く時は気をつけようね。

 

道路から再びトレイルに戻るところにお地蔵さん。

ここでかなりご年配で一眼レフカメラと三脚を持ったおばあちゃんに正面から至近距離でいきなり写真を撮られた。でかいカメラで狙われると引きますね。。

 

達磨山への上り。果てしなく爽快。

最近ハマってる歌を口ずさみながらえっちらおっちら登っていく。

くーろいトドだよトドクロちゃん♫

 

振り返った時の富士山とこれまで歩いてきた道のりが悪魔的に気持ち良い。

 

本社に異動になってから早6年。(おっ。出た!いつもの仕事の愚痴)。

これまで何度か脱獄を計ったけど失敗。もういい加減シャバの空気を吸いたいと、無罪を訴え続けてるけど、恐らく死ぬまで本社なんだろうな。

よくドラマでいつかは本社に戻ってやる!とか見るけど、脚本家はなーんも分かっちゃいないね。誰が本社なんかにいたいと思うか!ってことを言いたかった次第です。

 

あはははー

数字が合わないとか悩まないで済む世界が広がってるー🎵

あはははー

 

ボブスレーのコースみたい。

 

ちょっと雲が出てきたけど十分すぎる登山日和。考えてみれば、今日は2020年になって初めて雪の上を歩いた日だな。

 

達磨山の山頂でスパムむすび

2020年の最初の雪山登山、無事登頂に成功。

 

く〜〜惜しい!

富士山には少しだけ雲がかかってしまいもう見えない。まっ、これも登山だね。

 

そしてこれから歩く船原峠方面。

うーん、曇った!!

空を覆う一面の曇り空の下、すっかり魔界の様な暗さに染まる伊豆山稜歩道。うっすら肌寒いし。やはり太陽光は偉大だ。

 

達磨山の山頂にダルマはいなかったから、仕方ない、達磨ポーズでも決めとこう。

ちと寒いから厚手のダウンを着てしゃがんでるだけなんだけどね。。

 

※達磨山の山名は、山の姿形が達磨大師が座禅した姿に似ているからだそうです。

 

伊豆のスーパーで買ったスパムむすび。ただスパム乗せただけなのに、何なのこの美味さ。

いけない伊豆マジックだぜ。

西伊豆スカイラインをとぼとぼと舩原峠へ

達磨山山頂から船原峠までは5.4キロ。

曇ってるけどサー。寛いだ気分でサー、雪の伊豆を満喫するサー。寒いけど冷たい空気が心地良いサー、のんびり行くサー。

最近職場に沖縄出身の若手が異動してきて、なんでもサーサーつけて喋ってたら、

若手「さてはなんでもサーサー言ってれば沖縄の言葉になると思ってますね?」

俺「えー!!違うの!?」

若手「いえ、その通りなんです」

だとサー。

 

これから向かう船原峠方面、相変わらず暗いけど晴れてくれたらラッキーだなと思って行ってきます!

 

振り返る達磨山。

こっちから見た山容はさっぱり達磨らしくないね。

 

下って行くと再び道路と合流。前方を歩く方はそこに車を止めて達磨山だけを登りに来たみたい。

雪が降るって珍しいもんね。

 

お次は伽藍山(がらんざん)。ずいぶん立派な名前で、今回の登山の中で気になっていた山の1つ。

達磨とか伽藍とか、なんか宗教色の濃さを感じる。

 

ここから踏み跡が無くなることを覚悟してたけど意外にトレースバッチリ。

ここら辺で船原峠から達磨山方面に向かって歩く人とも何人かすれ違ったし、やっぱり人気のルートなんだろうね。

 

雪をかぶる伊豆山稜歩道の標柱。

 

伽藍山に到着かと思ったら古稀山という小ピークだったよ。地図に記載なかったから全くノーマークだったってのは登山あるあるだね。

 

そして再び下る。伊豆山稜歩道の最高峰は達磨山。達磨山レストハウスからスタートすれば船原方面へはアップダウンを繰り返すとは言え下り基調だから楽ちん。

今回歩いたルートの上りの累計が782mで、下りが1,100m。逆方向から登ると割ときちんとした登山になる。

なんにしても朝の早い時間しか富士山が見れなかった訳だし、今日は達磨山レストハウスを起点にして正解だったよ。

 

はい、再び西伊豆スカイラインに出ました。

 

カーブで雪が残るのが嫌らしい。

 

ええーー!!!!

まさかまさかの道路をだらだら下ってたら突如伽藍山の山頂が登場するという、そんなバナナ状態。。ジラレヘン

 

船原峠まで3キロ。

ちなみに大曲茶屋バス停は船原峠から約40分かかるし、バスの本数は1時間に1本しかないから、ここら辺でバスのダイヤとコースタイムを気にした方が良いです(伏線)

 

あっちは仁科峠方面かな?

ここまで伊豆山稜歩道の1番景色の良いところを歩いてきたから別にあそこまで歩かなくても全然良いと思う。

船原峠で帰るつもりだったけど、ここで改めて再認識した感じ。

さっさと下山してせっかく伊豆まで来たんだから美味しいもの食べて帰ろーっと。

 

折角伊豆まで来たと言ったけど、実はしょっちゅう仕事で小田原まで来てるから、伊豆が遠いという感覚はそれほど無いという事実。。

それをここで言っちゃおしめぇよ。

 

土肥駐車場に着きました。標高800m。すぐそこが海だと言うのに駆け上がりで800mもあるってやっぱり高い。さっきも達磨山から眼下に見える漁港との高低差に驚いたし。

その高度感と海の近さが伊豆の山の良いところなんだろうな。

 

一台も止まってない観光名所。

もうだいぶ気温が上がって雪がびちゃびちゃになってきたしスタックする心配はないんだけどね。表面は真っ白だから運転してたら分からないよね。

 

西伊豆スカイラインを歩く。

さっきから何度か道路を歩いてるけど、どうせすぐトレイルに戻れるんだろうから少しの辛抱だと思いながら、ここでもトボトボと。

 

ますますひどくなっていく曇天。今日は天城山にしなくてよかった。

 

すぐにトレイルに戻ると思っていた甘い考えはまんまと裏切られ、まだまだまだまだ西伊豆スカイラインを歩かされる。

これか!ここを歩いた人たちがヤマレコとかにこぞって途中から道路ばかりでつまらない!と書くポイントはここの事か!

 

やっとトレイルに戻ると既に標高は低くなって、木の葉に積もった雪は解けて上からはまるで雨状態。

足元はびちゃびちゃの水たまり。

ツライ!

 

そしてすぐまたスカイラインへ。なんのこっちゃだな。。

アスファルトが足に優しくないから天城峠までの長距離を歩く人にとって、道路を歩くのとそうでないとでは全然違うだろうな。

 

再びトレイルに突入。船原峠まで最後のトレイルだと思って有り難く歩いてると100mほどで終了。。

 

ほいっ、船原峠に到着。

最後の方は惰性でダラーっと歩いておしまいって感じだったな。。

船原峠から大曲茶屋バス停、そしてその先、そのまた先へ

船原峠から大曲茶屋のバス停まではコースタイムで40分

ここを逃すと天城峠までバス停はないし、仁科峠あたりで下山する場合はタクシーを呼ぶことになります。

個人的には船原峠までで十分堪能できると思うよ!

さっ移動しまっせ。

 

そして再び道路。。

そしてそして差し迫るバスの到着時刻。

あと10分か。。無理だと思いながらも途中からギョエーと雄叫びを上げながら走る。

ひーひー!

しかしコースタイム40分を途中から走り始めたところで間に合うはずもない。。

 

そして、最悪なことにバスが去った直後の大曲茶屋バス停に到着。

なんという絵に描いたようなドボボーン劇場。

次のバスまで50分待ちだよ!

 

大曲茶屋で休憩できることを、期待していたものの、廃業して既に何年も経ってる感じが痛ましい。

仕方ねえ。。

待ってるだけだと寒いから次のバス停まで歩く!!俺は歩くぞー!

 

そして1駅分歩いて着いたここが土肥川バス停。

 

時刻はまだ余裕。

ふんぬー。もういっちょー!!

 

かなり標高を下げてきた感じがする。車がビュンビュン追い越していくのが恐ろしい。

 

途中、通りすがりの民家に咲いてた蝋梅を1枚撮って、もうこんな季節になったんだねーと、毎年同じことを思う。

 

下山後に5キロ以上歩くという愚行にもうくたくただぜ。。やっと着いたよ、船原新田バス停

時間を見たら待ち時間は5分ほどでちょうど良い感じ。ここで打ち止め。

 

帰りに観光客が集まりそうな小綺麗なお店ではなく、この漁師感漂うお店に立ち寄ってアジ刺身定食を食べて帰りました。

美味かったけど、やっぱり伊豆価格でちょっと高かったな。。

 

振り返って

伊豆山稜線歩道は爽快な笹原と駿河湾と富士山の眺めが魅力のコースで、天城峠から修善寺虹の郷まで全長約43㎞もある長大なルートです。

43㎞を1日で走り切ってしまうわんぱくトレイルランナーは別にして、ごく一般的な登山者なら2日に分けて歩くか、今回の様にショートカットを選択すると思います。自分はそれで悩みました。

2日に分けた場合、自分が考えたのは、初日に天城峠からスタートして大曲茶屋に下山し、修善寺に戻って1泊2千円ぐらいのやばい宿で1泊。2日目は再び大曲茶屋までバスで移動して達磨山レストハウスを目指すプランです。

途中の峠でビバークすることもほんの一瞬考えましたが、観光地の伊豆で幕営するなんてアホらしいと思ってやめました。

 

結果的に日帰りができるショートコースでのんびり景色を楽しむことにしましたが、

大正解だったと思います!

それと悩んだのは時期で、やはり1,000mにも満たない低山だから登るなら冬。以前沼津アルプスに春に登ったけど夏の様な暑さにヘバッたし、春は霞がでやすいから避けました。

ただ、本当のおすすめは2月中旬。河津桜の観賞とセットにできれば楽しい山行になると思います。

 

 

さて、思わぬ形で2020シーズン1発目の雪山登山となった今回の登山、如何でしたでしょうか?

遠そうで意外と近い伊豆。新宿から修善寺までは高速バスも出てるし、東京からのアクセスは意外と良いので、ぜひ冬晴れの日に企画してみて下さい!

ではでは

 

 


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